この2年ばかり、村上春樹の本をよく読むようになりました。
彼の本をなぜ読みたくなるのか。
物語にはどのようなことが書かれているのか。
自分なりのバイアスで読み解きたいと思います。
うまく伝えることができればいいのですが。
ハルキはノーベル文学賞候補という今のトレンドの作家ではなく、もっと奥行きと幅のある作家だと言う事に今さらながら気づきました。
それを理解するには深井戸に降りていって読み解かなければいけません。
心地よい軽快な文章に酔わされますが、その文字の下には難解な問いが隠されていたりします。
そこのところを見つけることができると、次のレイヤーへとたどり着けます。
すなわち、ハルキの世界に沈み込んで行くことになるのです。