今年度最大級の感動作!
だそうです。
本屋に行っても、並んでいる本の背表紙は、売る気満々のタイトルや使いまわしの文句と組み合わされているものが多いです。
人間は目に入ってくる情報量が多いとそれを絞ってしまいます。(脳の疲れを減らすためには必要な事)
ずらりと並んだ背表紙の文字情報をいちいち読むと言う事はしません。
風景としての画像的認識をします。
その中でいかに自社の本を際立たせることが出来るか、出版社は苦心します。
そして、それはエスカレートしていきます。
そこには商売という競争の原理が存在するのですから。
会社ですから利益を追求するのは当然なことで、本を選ぶ側としては「メディアリテラシー」なるものが必要となるのでしょう。
良い本の紹介や実際の本の内容を伝える仕事は、本好きの人が営む小さな書店の役割なってしまったのかもしれません。
本の素晴しさを伝えるという素敵な仕事を、実装することの出来る市場というのは、存在可能なのでしょうか。